転職について

転職についての考え

皆さんは転職についてどういう風にお考えでしょうか?

一昔前の考え方では、一つの企業に就職したらどんな事があろうともその会社で骨をうずめるべく最大限の努力をするのが美徳とされてきました。
日本人の考え方の根底に「生涯一企業」と言うものが確固たるものとしてあったのです。
そして「転石苔を生ぜず」と言う言葉の意味を日本人に問うと、大抵の人は「あまりコロコロ転職するのはいけない」と言う意味で答えます。

何事もじっと我慢して其処に居留まる事が最良の道である。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

「過労死」と言う言葉が新聞に載らない日は無かったのも記憶に新しい事です。
「燃え尽き症候群」と言う言葉もありましたね。
ひとつ所で戦い抜き、企業戦士は非業の死を遂げた訳です。

日本と違って、アメリカでは先程の「転石苔を生ぜず」のことわざの意味は全く逆に捉えています。
転職してステップアップしていくのが当然の権利で、今よりももっと良い給料の良い職場に次から次へと転職して行く事が当たり前です。

日本では国歌の「君が代」にも代表されるように『苔のむすまで』、すなわち苔むすほど長く居座る事が素晴らしい事なのです。
しかし、アメリカでは『苔むす事はあまりよくない事』と言う考え方の違いがあるのです。
「何時も転がっている石の方が苔が生えなくて良い事だ」と言う価値観の相違が見られるのです。

だから有名なロックのグループのローリングストーンズは、
私が思うに何時も新しい事にチャレンジしていきたいという彼らの熱い思いが込められているんじゃないかと思うのです。
ビートルズに対抗してダークなイメージで徐々に新風を巻き起こしましたからね。

不思議なものですね…。
国によって転職の考え方が180度異なるのです。

そして、何でも日本が徐々に欧米化していくのと同時に、転職の考え方も最近では随分様変わりしました。
キャリアアップの為の転職なら、特に若い世代は皆さん賛成派が多いと思います。
最近では面接の際にも以前ほど転職回数が原因で不採用にするところも少なくなったのではないかと感じます。

ひとつ所に居座っていては見えない世界がある、しかしただ単に不平不満から転職していたのでは意味がありません。
転職をすることによってグローバルな視野が養われるのも確かです。
勿論、異業種からの転職は最初はとても大変です。
同業種の転職でも職場によっては全く違う職業に就いたのと同じ様に大変な事もしばしばです。

結論を言うと、私が転職について思っている事は「ほどほどに苔むす事」が大事なんじゃないかという事です。